副業で上手に節税する?特するための事業所得の活用法と副業のメリットとは

政府による副業解禁、さらには新型コロナウイルスの感染拡大を受け、副業を始める人が年々増えています。最近では、会社員でも副業を許すような会社も増加しています。

副業としてフリーランスで活動し始めると、税金の計算といった大きな壁に突き当たります。確定申告が必要になるため、面倒だと感じる人も多いでしょう。

ですが、少し知っておけば節税できる技や、所得税の計算をうまくできるようになると、余分に税金を払うことを避けられるだけでなく、自分の収入や自由時間を増やすことができるのです。

ですので、副業と節税は、どうしても切手は切れない関係になっているのです。

目次

所得の違いって?

そもそも同じ100万円を稼ぐのでも、給料として稼ぐのと、副業で稼ぐのと、投資で稼ぐのでは、所得の種類が全く違ったものになってくるのです。

これらの所得のうちに、副業は雑所得といった区分で扱われますが、事業所得として区分される場合もあります。その違いは一体何なのでしょうか?

事業所得は、安定的にある程度の収益を得ることができる仕事、雑所得は、たまにお小遣い稼ぎをするような仕事だと考えてもらえるとわかりやすいでしょう。

事業所得に分類されるのは、

  • 商業
  • 工業
  • 農業
  • 漁業
  • 自由業

など、自分の事業によって生じる所得のことを指します。

所得税や住民税の節税面で雑所得と比較すると、事業所得は節税制度の優遇反りである青色申告を利用できたり、赤字を損益通算できるといったメリットがあります。

このメリットについては次の記事でご紹介しますが、副業を事業所得にすることによって、雑所得となる場合よりも高い節税効果が得られるのです。

もちろん、雑所得にもメリットはあります。

雑所得の場合ですと、一年分の売上と必要経費を集計して、それを確定申告するだけで済みますので、確定申告が事業所得と比べると手間がかからないといったメリットがあります。

どんなメリットがあるの?

事業所得の最大のメリットは、青色申告を活用できるといったことです。

青色申告は、

  1. 不動産所得
  2. 事業所得
  3. 山林所得

の3つで活用できる制度です。

青色申告によって、所得金額から55万円または10万円を控除することができるのです!

また、青色申告者が青色事業専業者=生計を共にする親族で、共に事業に専従している人に支払った給与のうち、適正な金額は必要経費へと参入できるのです。

その結果、節税につながります。

さらに、青色申告者が事業によって損失を出してしまった場合でも、その純損失を翌年以降3年間、各都市の所得から控除することができます!

前年度も青色申告をしている場合ですと、損失額を前年の所得から控除して、前年分の所得税の還付を受けることができます。

つまり、青色申告すると、必要経費だと算出できる金額が増えるため、「所得=収入ー必要経費」となる算式で言う、必要経費の部分を増やすことができます。

そのため、累進課税制度によって増してしまう、所得税として収めなければいけない金額を、必要経費として補うことで減らすことができるのです。

ですので、青色申告をすることによって、賢く効果的に節税をすることができるため、事業所得は青色申告がとても重要なポイントです。

確定申告、めんどくさい?

ここまで事業所得を青色申告で申請して、さらに確定申告をする、、、といった方法をご紹介してきましたが、正直手間がかかって面倒臭い、と言った方も多いと思います。

実際、事業所得は雑所得と比べて、確定申告にかかる手間が増えてしまうのがデメリットと言えます。

雑所得の場合は確定申告する際に、一年分の売上と必要経費を算出し、それをまとめて確定申告書に記載するだけなのですが、事業所得の場合、確定申告書とはまた別に、売上や必要経費の内訳を細かくまとめた書類を提出する必要があります。

また、事業の中でも、区分によってかかる税金が異なってきます。

  • 第1種事業は税率5%。物品販売業や保険業、出版業や飲食店業などがこれに該当します。
  • 第2種事業は税率4%。畜産業、水産業、薪炭製造業の3つがこれに該当します。
  • 第3種事業は税率3%。医業や弁護士業、デザイン業などがこれに該当します。

自分の事業が一体どの種の事業に分類されるのかを考えなくてはいけないため、自分の事業がどの業種に当てはまるのかを確認しておく必要があります。

また、文筆業など、事業税がかからない業種も存在するため、副業を始める際には、どの業種だとうまく節税できるか考えると良いでしょう。

確定申告についての注意点!

確定申告について、ご自身で判断できないこともあります。

お近くの税務署に行くか、税理士に相談することをおすすめします。

また以下の確定申告についてのページには目を通しておきましょう!

【国税庁の確定申告についてのページ】

https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/kakutei.htm

所得をうまく活用しよう

本業と副業をうまく組み合わせることによって、例えば家賃の一部を必要経費だと算出して節税することができたり、普段の通勤などの費用も必要経費に数えることができたり、副業のみならず、生活にとってもかなり役に立つ節税効果を得ることができます。

確かに、確定申告や青色申告は手間がかかってしまい、一見面倒くさいように思われますが、今はネットなどでわかりやすい説明を簡単に入手することができます。

ですので、面倒臭そうだと嫌煙するのではなく、まず一度手をつけてみるのがいいでしょう。

最初は手間がかかりますが、数十万円もの節税効果を得ることが期待できるため、やらないと確実に損してしまうでしょう。

今副業を始めようとしている人も、まず税金について知っておくと後々楽になります。

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