面白い副業の体験談?皆も知ってる危険な仕事。「闇のストックビジネス」から学んだ稼ぐコツ。

目次

あまり知られていない面白い副業?ある身近な仕事の体験談。

副業が何でもありになったこの時代、「面白い副業」ということで想像を超えた珍しい仕事、稼ぎ方が多数紹介されています。

以前、「以外と知られていない副業:ということでいくつか紹介しましたが、ああいったものも数ある珍しい稼ぎ方の一部に過ぎません。単に「面白い副業」と検索しても出てこない副業も多数あり、私もいくつかそういった副業を経験しています。

音楽関係のあれこれなどは面白い体験を沢山させてもらいましたが、パンチにかける部分がありますし、宗教団体に入信してお金を貰うという体験談は、あらゆる意味で一発過ぎて面白い副業とは呼べません。

そこで今回は、副業関係で検索してもかからない闇のストックビジネスである「ナイトスカウト」についての話と、最後にそこの体験で得た副業全般に通ずる稼ぐコツについて書いていきましょう。

副業はどんな仕事でも、ある程度進むと面白いものです。今回は珍しさを重視して怪しい副業について書かせていただきますが、こういった副業では無く、清く正しい副業に挑戦してください。

私は闇が深すぎて数ヶ月でやめました。半年持ってません。

本当に面白い?危険で怪しいストック副業、ナイトスカウトとは?

まずは私の体験したナイトスカウトの副業について簡単に説明いたしましょう。

スカウトの副業と言うと、芸能関係などをイメージされる方もいるかもしれませんがそうではなく、ナイトスカウトの名前の通り夜の仕事をしてくれる人材をスカウトするのが仕事です。

基本的には女性ですね。町を歩く女性に声をかけて連絡先を交換。提携しているお店や会社の仕事を紹介して、報酬を得ていく…といった業務内容になります。出勤日などは無く、自由出勤、自由活動です。

報酬体系が2つあり、どちらも非常に高額です。もちろん完全歩合製なので0の可能性もありますが、班長…グループのリーダー格の人等は月に数百万円という桁違いの額を稼いでいたりします。

この説明までだと、これ以上に怪しい副業は沢山ありますから「大したこと無い」と思われるかもしれませんが、実態は黒い部分の非常に濃い、闇のストックビジネスと言える内容になっております。

※ストックビジネス、ストック副業に関してはこちらを参照にしてください。自動的に収入が入る仕組みを作るような副業のことを指します。

2つの報酬体系。稼げる副業の条件を満たしているが…

ナイトスカウトには2つの報酬体系がありまして…

・紹介した人材が特定の期間働いたら固定の報酬を獲得する。
・紹介した人材が稼いだ額の一部を報酬として得る

この2つになります。斡旋する仕事のタイプによって分岐し、前者は軽めの仕事、後者は重めの仕事と表現させていただきます。

前者は紹介してから3週間働いて貰ったら50000円と言った具合です。大変高額ですね。しかしこちらで稼ぐのは悪手と散々言われておりました。

後者は10%前後の取り分になりますが、紹介する仕事の報酬がそもそも大きいのと、「紹介した人材が働き続けている限り継続的な報酬が発生し続ける」という特徴を備えています。

つまり20万稼いでくれる人材を5人囲っておけば月に10万円は常に入り続けると言うことですね。まさにストック副業の特徴を備えていると言えるでしょう。

確かに稼げそうな報酬システムですが、ここにナイトスカウト副業「第一の闇」があります。

長く働いていけるようにサポートするのも仕事の内。

システム上どちらの場合でも一定期間の就労が必要ですから、「人材のケア」も仕事の一部になるわけです。紹介しておしまいではないのです。

相談に乗ったり、時には食事を奢ったりして、長く働けるようにサポートしていきます。ここの闇が濃いんですよ。

前者はお金を貰った時点で関係がなくなりますが、後者の場合は働き続けてもらうことが収入に直結しますから、あらゆる手を講じて「やめさせないように」するわけです。もうやめたいと言ってもやめさせないのです。

ここの本気具合はそのスカウトの裁量にゆだねられていますから、かなりキツイことをする人もいます。実際はやめるかやめないかの決定権などスカウトには存在しないのですが、嘘の契約書を持ち出して、騙すような形で縛り付ける人もいました。

そして稼いでいる人こそここに妥協しません。やめさせないだけでなく、より多く稼ぐように誘導していくことで単価を上げます。後で少し触れますが、とんでもない思考回路からえげつない手法をとったりします。

もう全然「面白い副業」ではないですね!こういったスカウト副業自体の闇も濃いのですが、提携している斡旋先もまた闇が深かったりします。

ナイトスカウトの副業なのに、斡旋先に芸能関係がある…

どこも同じなのか、今もあるのかはわかりませんが、「斡旋先のお店や企業のリスト」というものが存在します。業務内容や求める人材像、報酬。そして「一口コメント」のようなものも載っているのですが…

繰り返しますが、ナイトスカウトは名前の通り夜の仕事を斡旋するのが業務ですね。ところがなぜかリストの中にモデルやアイドルといった芸能関係の事務所の名前があるんですよ。

「どんな手を使っても必ず沈めますので、どんどん紹介してください!」とか書いてあるんです。

これは私が「この副業はやめよう」と決意した要因の一つなのですが、その事務所を検索するとお洒落で小奇麗なホームページが普通に出てきました。汚い部分など微塵も感じさせない全うな事務所に見えるんですよ。

世間的な印象はどうあれ立派な仕事ですから、業務内容を理解した上で高額の報酬の為に頑張る…ではなく、その人はモデルになりたいわけですよね?

それを騙して別の仕事につかせるというのですから、ここまでくると完全に道を外れています。そりゃあ全員偽名使いますよね。

スカウト体験談。怪しい副業だが、確かに面白い経験だった。

冒頭でも書いた通り、あまりの闇に耐え切れず、速攻でナイトスカウトの副業をやめた私ですが、確かにその経験は非常に貴重なものであり、「知らない世界を垣間見れた」と言う点では面白い副業だったと言えるでしょう。

90%の無視と9%の舌打ちに耐える経験はなかなか味わえませんし、素人の私が見ても一目で「超高い!」とわかるような腕時計をつけたお兄さんが、監視カメラを器用に避けながら歩く姿などはなかなか見れるものではありません。

性質的に業務の殆どは「声かけ」と「無視」であり、特別珍しいエピソードなどは私の薄い活動のなかではありませんでしたが、開始の一部始終を書いて見ましょう。

体験談というにはあまりに浅い経験ではありますが、こういう副業は危険だなと判断する材料になればと思います。

高額の副業を求めて怪しいサイトで連絡先交換

細かい動機などはおいておきましょう。お金が欲しかったんです。

所謂闇バイト系の怪しい掲示板を覗いていた私は、そこで人材を募集している男性の書き込みに目が留まりました。曰く「初月でも10万円前後は稼げます」だそうで、今思うとこの時点で完全にヤバイですね。

10万円という高額の報酬に簡単に釣られ、一発で連絡先の交換をした私は後日繁華街にて待ち合わせの約束をします。「18時ごろに指定した喫茶店に来て欲しい。時間10分前ぐらいに一度連絡をしてくれ」とのことです。

にじみ出る「お金持ち感」。映画のような用意周到さ。

大変印象的でしたのでかなり鮮明に覚えています。指定されたのは駅のすぐ向かいにある大きなチェーン店です。時間きっかりに自分の服装の特徴などとともに、到着しましたと連絡を入れますと…

「地下の奥のほうにあるピンクの傘がかかっている席に座っています。いない場合は多分トイレですので、席にかけて待っていてください。」といった返信が10秒足らずで返ってきました。完全に定型文です。

地下に降りると、なるほど。死角の多い奥の空席にピンク(オレンジっぽい)の傘がかけてあります。ちなみにこの日は完全に晴れでした。

席についた私は、待ち合わせ相手が出てくるであろうトイレ付近をしばらく眺めていたのですが、階段の方から歩いてきたマスクの男性に「副業ライターさんですね?」と声をかけられます。この人が待ち合わせ相手です。

…このとき私一切言及しなかったのですが、この男性、私が入店したときに店の入り口近くの席に座っておりました。スーツを着た黒縁めがねの地味そうな男性でしたが、お召し物が半端じゃなかったんです。

お金持ち感がすごかったんですよ。特に腕時計の主張は圧倒的で、しっかり印象に残っておりました。

そうなんです。この男性は店に入って席に着くまでの私をチェック・監視していたわけです。警察対策か、あるいは別の何かなのかはわかりませんが、スパイ映画を彷彿とさせる用意周到さに私は完全にビビリます。

この時点では仕事の内容を聞かされていませんでしたから、やばいことに首を突っ込んだかも…と思ってしまったわけです。

怪しい副業のルール説明。警察対策あれやこれ。

映画的なファーストコンタクトを経て、簡単な自己紹介を済ませた後、仕事の内容の説明を受けます。ここでスカウトの仕事だよとはじめて聞かされました。

金持ちオーラを除けば、インドア系の若いサラリーマンといった風貌の男性でしたが、異常なほど説明が上手く、紙とペンをこちらの目の前に置きながら、視覚的にもわかりやすいように仕事内容を教えてくれました。

このとき、「スカウトは警察に誤解を受けやすい」ということで対策を伝授していただいたのですが…

・携帯のプロフィール含め完全に偽名で活動すること。
・身分証の類は一切持ち歩かないこと。
・名刺なども一切作成しないこと。
・メールは定期的に削除すること。
・何か言われたらナンパが目的と応えること。
・スカウトでしょと指摘されても、ナンパの手法と答え、絶対にスカウトだと言わないこと。

と、このように誤解も何も完全に警察を避けているんです。この他にも女性とのメールの際の注意点や、所謂縄張りがあり、そこを超えて起きたトラブルには一切対処できない、といったことを聞かされます。

小心者の私はこの段階で既に「ちょっと危険そうだな」と感じており、帰宅後に断る気満々でした。最悪バックれるつもりです。

ところが一通り説明が終わり今日は解散かと思いきや、では早速はじめましょうと男性が席を立ち、心の準備ができていないまま実践訓練に移ってしまいます。「今日は時間ありますよ!」などと言ってしまっていたのがまずかったですね。

ビギナーズラックで4万円を稼ぐ。今日から副業スカウトマン。

さて、意外と近かった活動エリアに到着し、スカウトグループのメンバーと簡単な顔合わせを済ませて早速活動開始です。チンピラ風の男性や、恰幅の良い如何にもな三枚目、学生風、ホスト風など面子が大変ばらばらなのが印象的でしたね。金持ちリーマン(以下ボス)の男性はここのボスになります。

ここでスカウトのいろはを色々と教わります。エリアを広くつかってしつこく話しかけ続けること、女性の容姿などは気にせずにとにかく数をこなすこと、99%は無視されるが、必ず1%はひっかかること…

飲食店での勤務経験のある私は声かけ自体に緊張などありませんでしたが、確かに殆ど無視されますし、舌打ちや軽い暴言なども吐かれます。これは意外なことにボスも殆ど外れており、話術云々ではなく、数が勝負なんだと強く感じましたね。

さて、まだこのときは上記の斡旋先リストを貰っていませんでしたから、ボスに成功したら私のところに連れてきてくださいと言われていたのですが…

なんと都合よく話を聞かせてくださいという人に当たり、ボスのところに連れて行ったところ、話が上手くまとまったらしく、ポケットマネーから4万円(財布に札がぎっしりでした)を渡されてしまいます。ビギナーズラックでその日たったの2時間で数万円を稼いでしまったのです。

ここで調子に乗った私は「面白い副業じゃないか!」と錯覚し、ビビリ散らかしていた事実も忘れ、今後数ヶ月に渡りスカウト活動を続けることになります。

スカウト副業は「稼げさえすれば面白い」と思えなければ無理。

初日の稼ぎはまさに幸運でした。そんなに都合よくは稼げません。

何よりお金の為に声をかけ、ゴミを見るような目つきで無視をされ続けると言うのは私には耐え難いものがあります。活動する日は減り、また上記の斡旋先の闇も見てしまい、常にやめ時を意識するようになりました。

それでも月に1,2件のスカウトこそ成り立たせられていたものの、紹介のし易さや心理的な抵抗感から全てのスカウトを固定報酬の方に流していた私です。ある日グループ内の親睦界のようなものに参加したのですが…

そこで結構なお叱りを受けました。「飼わなきゃ駄目」(ストックタイプの報酬体系の表現)「もっと声をかけろ」「人と思うな」と心構えを示され、メンバーの成功談などを教えていただきます。

ここで完全に心が折れました。乗せるよりも追い込んだほうが良い、売り(固定報酬)で紹介して飼いに流す、ローン組ませれば絶対やめないといった、悪の商売を楽しそうに語る彼らを見て、自分には無理とはっきりと痛感させられたのです。

また、詳しくはかけませんが「怖いおじさん達の影」も感じ始めており、別のグループのメンバーが詐欺の容疑でつかまったなどという話も聞きまして、私はそっとメールアドレスを変更し、しばらくその繁華街に寄り付かないと言う形でスカウト活動を終えます。

「人を食い物にする」という表現がありますが、スカウトはまさにその性質を帯びており、本当に割り切れる人、稼ぎの為に鬼になれる人でないと出来ない副業だと実感しました。

稼げればナンボという考え方もあるでしょうが、やはり副業をする以上、自分も相手も胸を張ってWIN-WINと言える形でなければ、面白いもなにもありません。

あらゆる意味で豊かになるのが副業の理想ですから、こういった仕事は個人的には「本末転倒」と断じたいところですね。

闇の副業から学んだ教訓。稼ぐコツは行動の裏にある?

面白い副業どころか苦い経験とすら言える体験だったのですが、実は一つとても大切なことを学びまして、これは副業全般においての鉄の方針、稼ぐコツとして私の中に残っております。

スカウトは歩合制ですから人によって稼ぎに大きく幅があり、金持ちリーマンことボスなどはそれこそ目玉が飛び出すような額を稼いでいたのですが、こういう人には一つの共通点がありました。

行動がとにかく早く、隙があったら常に何かをしています。最初の実地訓練の時にボスの説明を長く聞いていましたが、説明途中なのにいきなり打ち切って声をかけますし、ずっとメール打ってます。とにかく時間当たりの行動の量がすごいんですよ。

知識や経験といった不利を覆すのはいつだって「数のごり押し」です。全ジャンルの副業において、あらゆる初心者がベテランを上回れる可能性があるのは行動量において他は無く、ベテランがそれをやればそれはもう成果があがって当然なのです。

ソーシングサイトで簡単な案件を覗いて見ましょう。2桁の応募ばかりでうんざりすると思います。しかし副業で稼いでいる人は、ここで折れずに動き続けた結果、副業として成り立たせることに成功しているわけです。

クラウドワークス

https://crowdworks.jp/

副業はどんなジャンルでも面白い部分は必ず存在しますが、稼げなきゃ面白くありません。そして稼ぐためには行動しなければ始まらず、その量は少しでも多いほうが良いのです。

無理やり綺麗に終わらせようとしていますが、これはもはや真理と呼べる話でもあります。マスター含むあらゆる副業者、ビジネスマン、成功者は同じことを言うでしょう。

ブログなどはそれがモロに出る副業です。面白くて稼げる副業ですが、毎日300字でも書き続ける、少しでも入念にリサーチすると言った「積み重ねの副業」でもあります。

「稼げない」を「稼げる」に持っていくには、「少しでも動く、わずかでも進む」のが大切なんですね。これは多くの人がやりませんから、この記事でも書いている「実体の無い層」という絶対に勝てるライバルを生むわけです。一歩でも動いた分だけ有利になるんですよ。

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