エンジニアの副業で「土日だけで稼ぐ」を実現する方法。発想次第でかなり現実的になる?

目次

エンジニアは難易度の高い副業!土日だけで稼ぐのは無理なのか?

エンジニアの副業は「高単価、在宅可能」と言う点から土日のみで稼いで行こうとする人は少なくありません。しかし、エンジニア自体が副業としては高難度…特に受注面の難しさがあり、実際エンジニアとして土日のみで副業をしていくのは簡単とは言い難いものがあります。

それでも、エンジニアとして土日のみで稼いでいる人が現実に存在している以上は、行動如何で実現させることは不可能ではありません。

当ブログのエンジニアは基本的に「広義的なITエンジニア」を指しますが、何も定義上のITエンジニアの仕事だけを取り合う必要は無く、選ぶ仕事の幅を大きく広げれば、その難易度と敷居を大きく下げることが出来ます。

今回は副業エンジニアとして、土日のみで稼いでいくという理想を実現するための方法を副業的観点から解説していきましょう。

当記事は「搦め手」にフォーカスしています。エンジニア直球の仕事の探し方などはこちらの記事を参考にしてください。

エンジニアとして土日の副業のみで稼ぐためには看板がいる?

まずエンジニアとして土日だけの副業で稼いでいくには何が必要かを確認しなければなりません。エンジニアに限らず、この手の副業の探し方には大きく2つのルートがあり…

・土日のみで可能という条件に合う仕事を探し、応募して、採用される。
・請ける仕事に対して土日のみという条件を呑んでもらう。

この2つは必ず通ることになります。言い換えればこの2つのどちらか、あるいは両方を達成するにためには何が必要かと言うことですね。

言葉にすれば簡単ですが、エンジニアの副業は正面からぶち当たるとこの2つが非常に高い壁になります。働く側としては性質的に土日のみの活動に落とし込みやすくても、「時間制限を持つ副業エンジニア」というのは基本的に求められていないからです。

エンジニアを求める人はプロを安く使いたい?

これは別の記事でも触れていますが、エンジニアの仕事はバリバリの専門職であり、所謂「誰でも良い仕事」とは対極に位置してします。

本質的には成果さえ上がれば誰でも良いのは間違いありませんが、確実に仕事をやり遂げてくれそうな人という線で見れば、やはり求めるのはプロなわけです。こちらの条件で仕事をしてくれる野良のプロを、フリーランス故の手軽さで雇いたいのです。

つまりプロである証明(成功の担保)が重要になります。仕事の実績や活動の経歴といった看板ですね。元エンジニアと言う肩書き1つでも違います。

「エンジニアとして土日だけの副業で稼ぐ」を実現するのに一番必要なものであり、これさえあれば正直難しくなくなります。「土日だけしか動けません」という負の看板を完全に覆い隠せるからです。

受注のしやすさに直結しますから、上記2つのどちらも満たしやすく、結果的に土日だけの活動で副業しているという形に持ちこみやすいということですね。

逆に言えば見栄えの良い看板が無いだけで、仕事の受注そのものが難しくなりますから、土日だけと言う理想を体現するのは非常に厳しくなります。覆すには実績以外の看板…稼働時間の多さのアピールや安売りといった好ましくない方法を取らざるを得なくなるでしょう。

技術さえあれば手段は豊富?「幅」と「発想」次第で土日にねじ込める。

しかしこれは一つ前の見出しの通り、エンジニアを求める人達の話です。

エンジニアの仕事と認識しており、その道の専門家を雇う…という発想から「きていない」仕事も多く存在します。「システムの機能改善の為にエンジニア求む!」といった類のものではなく、「こういう機能を追加してくれる誰かを募集しています」といったものもあるわけです。

特に今はIT需要だけでなく、副業ブームもあいまって個人が商売をする機会が非常に増えていますから、「エンジニアの守備範囲内のトラブルや要望」と言うのは常に発生しています。

この場合は実績がどうこうではなく、出来るか否かのほうが重視されますから、解決できる技術の有無とそのアピールこそが求められるわけです。グッと選択肢の幅が広がります。

エンジニアとして土日のみの副業で稼いでいくのが難しいのは「そもそも受注が出来ないから」であって、繰り返しになりますが請けられる仕事が多くなれば「土日だけ副業」と言う形にねじ込めます。こちらから考えるのです。

プロの土俵ではない場所からもサーチしていく「発想」。

請けられる仕事の幅を広げる「技術」。

この2つと実際に行動に移せる熱意があれば、まだ実績の無い段階でも稼いでいくことが出来るでしょう。こちらで動いていれば、自然と実績や技術、そして自信といった部分でも、よりエンジニアらしい高単価な副業に近づいていくということですね。

副業エンジニアが土日だけで稼ぐ方法は「ジャンルを飛び出す事」?

エンジニアの副業的難しさは技術以前の「実績的な敷居」が高く、故に土日だけで稼いでいくのは現実的ではありませんでした。

しかしわざわざプロに混じって動かずとも良いわけです。「エンジニアとして大成したいからそういった案件以外はやりたくない」、といった特別なこだわりが無いのであれば、拾える仕事は全部さらいます。

エンジニアとしての守備範囲内全てで仕事を探す。

このスタンスが重要であり、ここの範囲が広いジャンルは基本的に稼ぎやすく、また営業面でも有利です。

例えばフォトショップ。これはフォトショップ案件だけ狙っていても稼ぎにくいのですが、「フォトショップの守備範囲」で考えれば、受注できる仕事の幅が一気に広がって稼ぎやすい副業に変わります。

エンジニアは厳密に言えば専門に枝分かれしていますが、副業レベルであればそこは関係ありません。総合的な守備範囲は相当なものがあり、かなりの範囲をカバーできます。

副業で有利に進めるには「エンジニアらしい仕事」にこだわらない?

守備範囲と言いましたが仕事の難易度と言う面ではなく、ジャンルまるまる広げて考えます。エンジニアらしい案件にこだわりません。

副業全般の傾向ではありますが、簡単なものや手を出せる人間が多い仕事、条件がゆるい仕事と言うのは基本的に受注が運に寄ってしまいます。純粋な「ちょっとしたコーディングの仕事」などはやはり殺到するわけです。

しかし副業の中に「は表題こそ別ジャンルだが、その道の専門性が求められる仕事」といったものが非常に多く隠れており、こういったものこそが狙い目になります。

例えば、Webライティングの仕事はエンジニアとは一見関係ありませんが、IT系の記事の執筆依頼などはかなり「こちら側」の仕事です。専門性が求められるものは自然と単価も高くなり、こちらの知識を深めるきっかけもになるでしょう。

また、「実質エンジニアの仕事だがデザイン分野で募集されている」「デザインカテゴリで仕事が出来る人を探している」…といったこともあります。サイトのレイアウトをいじりたいなどですね。

この手の案件は単発のものが多いですから、継続性という点では弱さがありますが、時短で終わると言うことでもあり、土日だけの副業にしていくには都合がいい部分もポイントです。

もちろんこれはこだわらないだけであり、エンジニア直球の仕事ももちろん攻めます。実績の威力が全然違いますし、単価も違います。徐々にエンジニアらしい副業に変えていける形が理想です。

2度張りになりますが、こちらでエンジニアの仕事の探し方を解説しています。

間接的なエンジニアの仕事の例と探し方。

いくつか例を挙げてみましょう。あくまで一例ではありますが、探す際、提案していく際に参考になるかと思います。エンジニアは前提としてプログラミング言語関連…ひいてはWeb関連の技術を「どこに」提供するかが焦点です。

発想次第な部分もありますので、是非自分のスキルや得意分野と相談しながら、こういう仕事も出来そうだなと考えてみてください。

講師としてエンジニアとしての技術を教える。

先ずこれが出てくるでしょう。エンジニアの講師として仕事を取ります。

講師というのは土日のみという条件に最も近い言えるでしょう。自分が主導、あるいは完全な常勤でなければ大変時間の融通を通しやすい上、継続的な収入も見込めるというある種理想的な形にです。

教えるという仕事の敷居は想像よりずっと低く、最前線でバリバリ通用するほどの地力は必ずしも求められません。業界的が事情が無ければ、講師と言うのはずっとレベルが「身近」なのです。

しかしどうしても講師で稼ごうとするとストリートアカデミーといったオンラインサービスを利用した個人開業に近い形か、求人をなんとか見つけ出す必要があり、毛色が大分異なります。本来はここで例に挙げるようなものではありませんが…

ストリートアカデミー

https://www.street-academy.com/

特定の人はこれに当てはまらずかなり身近になります。スクール在学中、あるいはこれからスクールに通う人です。

エンジニア系統だけでなく、あらゆる技術系のスクールはそこの卒業生を優先的に講師にします。スクールの求人はかなりレアですが、その理由は「自分達で候補者を抱えているから求人する必要が無い」と言う部分にあるのです。

ドローンの記事でも触れていますし、カウンセリングもそうです。身近なもので言えば実は学習塾ですらその傾向はあり、ピアノの修理と言うマイナージャンルでも卒業生が常に講師候補です。コネが既に存在し、カリキュラムも知っているというこれ以上ないほどの適役なんですね。

純粋に「そのジャンルで稼ぐ立ち回り」という点でもスクールは良いですから、スクールで学べることが多い段階であれば、そこの講師になるというのは選択肢としてかなり濃厚になるでしょう。

個人サイトやショップの技術支援

上でちらりとあげましたが、Webサイトやネットショップの「ちょっとしたリクエストやトラブル」を解決します。

メディア全盛期と呼べる現代は、個人ブログ、サイト、そしてネットショップといったものを所有運営している人は非常に多いです。

しかしこの中で技術的なことまでわかっている人はかなり少ないんですね。何かトラブルが起きたりカスタマイズしたいときは、必死に調べ、なんども検索して、恐る恐るいじる…というケースは決して珍しくありません。

例えば特徴的なCMでおなじみの「BASE」といったネットショップは、自由なカスタマイズを売りにしていたりするのですが、それをするためには結局CSS、HTMLといった「未知の世界」に踏み込む必要があるんです。まだそこまで柔軟ではないのです。

ここに仕事があるわけです。手間やリスク回避のためにお金を払うという選択肢は常に存在しています。

こういったライトな案件は専門性の高いソーシングサイトよりは、クラウドワークスのようなとにかく大きくて、総合的なサイトの方が多く見つかります。

クラウドワークス

https://crowdworks.jp/

しかしこの手の案件のメリットは「募集されてないが故の競合の無さ」ですから、ココナラのようなスキルシェアサイトやSNSを用いてこちらから募集、提案していくほうが効果的です。

ココナラ

https://coconala.com/

埋もれると言った問題もありますから、目星をつけてこちらから直接声をかけられるのが理想でしょう。「こういったことが出来ますよ?」と直接切り出すも良いですし、「無料で診断と簡単な手直しをします」と先出しで引っ掛けるのも戦術です。後者は営業手法としては非常に効果的ですね。

今の時代でもホームページ作成が仕事になる?

個人レベルに視野を広げるのであれば、それで稼いでいる商売人「未満」の人こそ仕事を持っています。人目に触れるなんらかの活動をしている人は全員がターゲットです。

バンドやアマチュアアイドルと言ったパフォーマー。小規模なボランティア団体や軌道に乗せ切れていない個人教室などは、「SNSはやっていても自分達のサイトをもっていない」「持っているけど適当に済ませている」といった場合も多く、ここに仕事があります。そのうち作ろうと思っていたと言う人達も同様です。

上記共々Webデザインのほうが系統としては近くなりますが、外注という発想そのものがなく、情報量の差…「実はWordpressで簡単に実現可能といったことを知らない」という人の存在も考えるとこれはかなり有力な顧客層になります。

マイナーな例になりますが、大学サークルを中心に営業をかけ、隙間隙間ではありましたが、副収入を作っていた知人がおりました。グループを相手取る場合は構成員一人当たりの出費が人数に応じて割り引かれていきますから、比較的高単価の交渉が可能なのもポイントです。

自分の力で改善できそうだなと思えるページを持つ団体、あるいはSNSアカウントしか持っていないグループ。こういった人達はまだ表に仕事を出していませんから、実績云々を完全に無視した仕事の受注が可能です。

土日だけの副業で稼ぐには数が必要。チャンスを作る熱意と技術。

エンジニアはそもそも受注に難しさがある副業です。成り立たせること自体が難関であり、そこに土日という活動制限を作れば、それこそ極一握りだけが実現可能になってしまいます。

しかしサーチする幅を広げ、ンジニアという土俵の外」も視野に入れて活動することで、仕事を請ける幅、「稼ぐチャンスの数そのもの」を増やすことができ、グッと実現に近づくんですね。

選択肢が多ければその中から土日だけでこなせるものを選定し、結果的に「副業エンジニアとして土日だけ動いている」という形にできるのです。最初から狙っていけば、それこそ年単位の挑戦になるでしょう。

このためには幅広く応募、提案できる技術が必須であり、また数のゴリ押しも大切です。行動し続けるというのは基本的に普通の人は出来ませんしやりませんから、これが出来るだけで大きなアドバンテージになります。

本末転倒な話ですが、最初は土日以外にも動くほうが効率的でしょう。特にこれからエンジニアを目指す…まだ技術的に未成熟と言うのであれば、なおさら数で押していくことが重要になってきます。

エンジニアの副業はポテンシャルこそ最高ですが、難易度も最高になります。

下積みが長く、最も早く形にする確実な方法が就職かスクールという「ガチ」なものばかりなのはやはり専門職といったところですね。独学と言うのはかなり非現実的です。

「土壌が豊かでも難しい」という副業は似たジャンルであるプログラミングなども同じですが、向かい風に対してどこまで食らいつけるかが勝負の分かれ目になるでしょう。「道は険しいが、稼ぎも大きい」にどこまで夢中になれるかですね。

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